令和6年度 倉吉商工会議所青年部スローガン

Rise as ONE
〜 5つのシンカと共に前進 〜

 

令和6年度 全国商工会議所青年部連合会(日本YEG)スローガン

YEG, BE NOBLE
~ 我ら希望の魁、共に前へ ~

 

令和6年度 会長挨拶

令和6年度 会長
廣戸 智行

近年猛威を振るった新型コロナウイルス感染症。昨年度途中よりその対策や対処方法が大きく変更となり、制限のない従来の経済活動をすることができるようになりました。本来は大きく傷ついた経済活動を復活させるために手を取り合っていかなければならない中、円安や深刻な人材不足に起因する物価高騰に始まり、ウクライナ・中東情勢の不安定さや年頭の震災など、様々な阻害要素が顕在化し、株価のみが独り歩きしてしまった経済回復基調と呼ぶに呼べない実感の乏しい局面が続いています。

その様な中ではありますが、ここ数年当会は、政策提言の復活やみつぼし踊りへの初参加、YEG カップ創設・アート飯事業・スポーツクライミング競技への運営協力など、いくつもの新規事業を立ち上げてまいりました。それらの活動は当会のみでできるものではなく、行政機関・企業・各種スポーツ団体や多くの子供たちの協力を得られたことで実施することができた事業でありました。「多くの人を巻き込む」=「地域への還元度の高い事業」という認識から、単年度事業が基本である当会にあって、複数年に渡り継続をし、改善・改良を重ねながら実施をしています。本年度においては、これらの事業を継続しながらも、企業家集団が実施する事業としての展開方法や運営方法の改良に踏み込んでまいります。また、それらの活動を通じ、青年部綱領・指針に掲げる理念に共感・共鳴する人財を広く募っていく年度にしてまいります。

『人は後ろ向きに未来へ入っていく』という言葉がありますが、その言葉の通り私たちは過去を眺めながら見えない未来へ背中を向けるように進んでいきます。その背中から広がる無限の可能性という無数の糸の紡ぎ方で、人の一生は様々な色を織り込んだ「人生」という一本の紐になります。どんな未来も自分たちの「可能性という糸」の紡ぎ方次第で体験できる未来は様々な色を持つのです。一つとして同じものの無いこの様々な紡ぎ方をした紐を縦横に編み上げ、地域を彩る織物にしていきたい、そんな思いを根幹に据えながら、環境を整え、各事業・準備の精度を上げ、目の前に現れる多くの困難を乗り越えながら大きく成長できる組織であることを目指します。

商工会議所青年部は自己修錬の場ではありますが、自身が頑張れば成り立つものでもありません。各会員企業の社員の皆様やご家族の支えがあってこそ成り立つ場であります。多くの関係者への「感謝」の想いをしっかりと意識し、地域振興へ還元する自覚をもたなければなりません。ここ数年で世代交代により会員の半数以上が入れ替わる見込みの当会にあってもその想いを共通認識とし、その上で様々な特性を持った新しいメンバーの「可能性」というこれからの青年部活動の「種」を多く植え付け、5年後・10年後の未来に大きな花を咲かせることができるよう5つのシンカ(『進化』『真価』『芯化』『深化』『Think-A』)を念頭に活動を進めてまいります。